いつまで田舎にいるの?

日本を代表する大企業でのお先真っ暗な地方転勤に嫌気が差し、外資系起業に転職して東京から出ようとしない社会人4年目のブログ

実写版『君の膵臓を食べたい』は、ラブロマンスではなく、最強の自己啓発だと思う。

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映画『君の膵臓をたべたい』オフィシャルサイト

 

先日、映画で実写版の『君の膵臓を食べたい』を観た。

アニメ映画も観たことがなければ、小説も読んだことがない。

 

映画を観るまでは、

「よくあるバッドエンドなラブロマンスの一つだろうな。」と思っていた。

 

しかし、実際に観てみるとどうだろう。

 

「ただのラブロマンスじゃない、自己啓発だ。」と感じた。

 

 

 

タイトルから察したこと

「君の膵臓を食べたい」というタイトルだから、

きっとヒロインが膵臓の病気を患っていて、そんなヒロインをみかねた主人公が、

彼女の膵臓を食べて病気をなくしたいと思った話なんだろうな…と考察していた。

 

なので、どうせ病気オチだろ~ハイハイ!!

 

と高を括って観ていたので、結末は非常に衝撃的でした。

 

 

ネタバレを含む感想とか

余命があと一年と宣告されたヒロインと一緒に旅行に行ったり、遊んだりする主人公。

しかし、あともう少し生きられるかな?と思ったタイミングで通り魔に刺殺されてしまうヒロイン。

刺殺されたタイミングは、ヒロインと主人公が待ち合わせをしていたタイミングで、何時間待ってもヒロインが訪れないため、痺れを切らして待ち合わせ場所から離れると、通り魔にヒロインが刺されたというニュースが。

 

そこで主人公はこんなことを言います。

 

「甘えていた。この期に及んで僕はまだ甘えていたんだ。残り少ない彼女の命だけは世界が甘やかしてくれると信じきっていた。残り時間の少ない彼女には明日があるものだと、彼女の命は残り少ないのだからそこまでは必ず生きられると当然のように思っていた。世界は差別をしないんだ」

 

主人公は「甘えていた」と言っていますが、そんなことは決してなく、

ただ”フツウ”に毎日生きていたと思います。

 

しかし、フツウがよくなく、こころのどこかで「まだ大丈夫」と思いながら、

余命一年ほどのヒロインと接していたんでしょう。

 

そんなタイミングで、ヒロインが通り魔に刺殺され、

文字通り取り返しのつかない結果に。

 

突然亡くなるヒロイン(実質主人公の彼女)と、

泣き崩れてショックのあまり引きこもりになる主人公を見て、昔の自分と重なりました。

 

それは今から3年半ほど前の話になるのですが、

当時お付き合いしていた女性がいました。

 

とても美人で、非常に面白く、

一緒にいて飽きることのない女性でした。

 

所謂、”理想の彼女”と呼ぶにふさわしい人物だったと思います。

 

付き合って一ヶ月が経った頃、

ぼくは会社の都合で一ヶ月ほど九州に転勤になりました。

 

そこから遠距離恋愛が始まるはずだったのですが…

 

当時の自分はまだ精神的に未成熟であったため、

ほんの一ヶ月という短い、人生にしては短いとしか言いようがない、

ほんの少しの時間ですら、耐えることができずに弱い姿を見せてしまいました。

 

連絡がこないとすぐ不安になったり、余計なことを考えてしまったりして、

少しキツく当たってしまったのかもしれません。

 

今でこそ素敵な女性と仲を深めることは少し得意になりましたが、

当時はそれほど得意ではなく、凄く心配だったのだと思います。

 

連絡が来ないけれど、誰といるのか とか

今は何をしているのか とか

 

ちょっとしたことでネガティブな考えを止めることができず、

その一か月の間は楽しかった記憶が全くありませんでした。

 

そんな状態でお互いの関係性が継続するわけもなく、

一方的に別れを告げられ、それ以降連絡をとる手段すらありませんでした。

 

実は一ヶ月の間に一度だけ東京に帰ったのですが、

そのタイミングで彼女の病気が発症し、病院まで付き添うことになりました。

 

たまたま土日だったので何とかなったのですが、

これが平日だったらぼくは九州にいたわけで。

 

良かった半面、仕事とはいえ役に立てない自分には、

憤りを感じるほかにありませんでした。

 

会社から1ヵ月の間は有給をとったらダメと言われていたので、とりませんでしたが、

今思うとガッツリ休みをとって、彼女の面倒を見ればよかったなと。

 

入社したての頃は、これから社会に出てどういう風に生きていけるのか、

この会社で活躍することができるのか、等

 

希望よりはむしろ不安の方が大きかったように感じます。

 

そのため、会社の言うことにはYesと言わないといけないという刷り込みがあり、

おとなしく従っていたのですが、

 

今となっては後悔しか残りません。

 

 

 

 

 

 

女性を理由に会社を辞めるべきではないと思いますが、

あのときNoと言っていれば、もしかしたらなにか変わっていたかもしれません。

 

今、転勤がない会社にこだわって転職したのも全く同じ理由です。

これ以上、

 

転勤を理由に大切な人を失いたくない

 

のです。

別れた原因を全て転勤のせいにするつもりはありませんが、

大部分を占めていたことは容易に納得できます。

 

そうなんですよ。

 

転勤しても、遠距離恋愛できるだろうから、まあ大丈夫だろう一ヶ月くらいと

 

軽い見通しで、甘い気持ちで、特に何が大事かを考えることもなく、

安易に判断してしまった自分が酷く惨めに感じました。

 

君の膵臓を食べたいの主人公とは、「一ヶ月だから」と問題視せずに軽率に判断してしまったところが昔の自分と重なりました。

 

例えば今、北海道に転勤を命じられたら、断って転職活動を始めるでしょう。

それくらいの勇気というか覚悟というか、決断を自信を持ってできますが、

当時はそんな余裕が全然なくて。笑

 

でも彼女より仕事が大事だったか?と言われると、

彼女の方がずっと大事だった。

 

と胸を張って言えます。

 

というのも、転職すれば似たような会社には入れると思いますが、

彼女のような女性をもう一度捕まえるのは難しいと思うからです。

 

現にあれから3年が経過しましたが、

捕まえることはおろか出会えてすらいないのが現実です。

 

このように、昔の自分と重ねながら映画に魅入り、もっと今を大切に生きなければいけないと痛感したので、最強の自己啓発だと思わざるを得ませんでした。

 

ブランド人になれ!モチベーション革命多動力死ぬこと以外かすり傷など、

働くことに対してモチベーションを上げてくれる書籍は沢山ありますが、

自分の人生と真摯に向き合って生きることに対して、モチベーションを上げてくれるモノには今回初めて出会いました。

 

この映画を観てからは、流石に明日死ぬかもしれないとは思っていないですが、

毎日自分が心から納得できるように生きようと思ってやみません。

 

なので、最強の自己啓発だなあと思う所存です。

 

 

 

心に残ったセリフ

 

ヒロインのセリフですが、

 

「違うよ。偶然じゃない。私達は、皆、自分で選んでここに来たの。君と私がクラスが一緒だったのも、あの日病院にいたのも、偶然じゃない。運命なんかでもない。君が今までしてきた選択と、私が今までしてきた選択が、私達を会わせたの。私達は、自分の意思で出会ったんだよ。

 

なんて達観した女子高生なんだ!と思いつつも、

 

「確かに」

 

と思いました。

 

偶然じゃない。運命なんかでもない。

 

君が今までしてきた選択と、私が今までしてきた選択が、私たちを会わせたの。

 

私たちは、自分の意思で出会ったんだよ。

 

 

全てのことに何か意味があり、

いや、意味があると考え、その意味を重ね合わせた先に出会いが転がっているんだなと思いました。

 

次から女の子を口説くときはこのセリフを使いたいと思います。

 

「今日2人が出会ったのってさ、運命でもなくて、偶然でもなくて、俺がした選択と、〇〇がした選択が、2人を出会わせたんだよ。俺たちは自分たちの意思でこの出会いを選んだんだ。だからもっと〇〇のことを知りたい。」

 

って言って口説いたら楽しそうじゃないですか!??!?

 

君の膵臓をたべたい

君の膵臓をたべたい