いつまで田舎にいるの?

日本を代表する大企業でのお先真っ暗な地方転勤に嫌気が差し、外資系起業に転職して東京から出ようとしない社会人4年目のブログ

結婚をするだけでは決して幸せになれないという話~離婚しそうな人妻をナンパして、一ヶ月同棲した時の話をする~

それは僕が一人暮らしをしていたときのこと。

 

この日はアナキン大先生とナンパに出ていた。

12時を回ると終電もなくなり、飲食店も閉まり始める。

そんな時間からのナンパだった。

 

そもそも人がいない。

だけども人が多いからといって、必ずしもナンパが成功するわけではない。

 

二人でナンパをしていたが、徐々に人が減ってきたので、個人でナンパをすることになった。

その矢先、アナキン先生、連れ出し。

そして、「お勧めの連れ出し先」と教えてくれたバーへ。

 

「あ、これは僕も連れ出しは最低限しないと。」

 

そう思って声をかけた一人目、イヤホンを付けていた。

僕はそんなにナンパをする方じゃないので、イヤホンをしている女性に声をかけるという行為が非常に苦手だ。

苦手だけれど、四の五の言っていると人がいなくなっていく。

そう、ここは東京とは違う。

 

一瞬で沢山のことを考えた。

なんで終電が終わった時間帯に一人で歩いているんだろう。

それも、なんでこんな場所に?都市部には近いけれど、飲みに行く場所は近くにない。

 

結論、何かしら理由があって一人で歩いているんじゃないかと。

 

「こんな夜遅くに寂しそうに一人で歩いてるから、思わず声かけたんだけど!」

 

とりあえずイヤホン外してくれた。

もう一回同じことを言う。

 

クスっと笑ってくれた。

 

急いでいる様子がなかったので、「どうせ暇でしょ?あそこでお酒一杯だけ飲んで帰ろう。」

 

そういってアナキンさんに教えてもらった連れ出し先に入る。

すると、良く見たことがある顔の男性が…。笑

 

沢山テーブルは空いていたけれど、折角ならアナキンさんの所作が見えるテーブルをと。

 

僕の話は話半分に聞いており、ひたすらポケモンGOをやっていた。

しかも超高レベル。ガチじゃねーか。

ポケモン廃人具合に戸惑いを隠しつつも、とりあえずポケモンの話。

図鑑がどうとか、ジムリーダーがどうとか、ポケモンやってたからポケモンの話。

あのポケモンが強いとか、こうしたらシャワーズが産まれるとか、そんな話に時間を費やした。

 

と、ここで手元のお酒が切れるので、サイフを見…ると残り1000円。

あ、、、カッコ悪い。

「サイフにお金入ってないから、すぐおろしてくるね。ちょっと待ってて。」といってコンビニへ。その際、帰られると困るので、自分のスマホをテーブルの上に置いてコンビニへ向かった。

スマホを盗まれるリスクもあるんだけれど、それ以上に「会って間もないのに大事なスマホを置いていくってことは、信頼されてるんじゃないかな。」と思ってもらえると信じて。

 

そして戻る。特に問題はなし。

 

しかし、ずっとポケモンの話をしていても未来が見えてこないので、次は服の話。

特徴的な服を着ていたので、なんでその服なのかとか、どこで買ってるのかとか一通り聞いてみる。思っていた通り服には拘りがあるようで、饒舌に話してくれた。

 

アナキンカップルを横目に見ると、めちゃくちゃいちゃついてた。

「見てあそこのカップル!公衆の面前であんないちゃついてるよ!!笑」

 

苦笑いされた。

 

「ああいうの好き?」と言って同じ感じでいちゃつくと、まんざらでもない様子だった。

 

そろそろ場所を移そう。

「眠いし落ち着いたところでゆっくり話したいから、場所変えよっか。」

そういって退店。

さようならアナキンさん、僕は頑張ってきます。

 

そういってラブホへ向かう。

「どこ行くの?」

「(ラブホを指差して)そこ。」

「そういう目的なら行かないよ?」

「そういう目的って、どういう目的?笑」

「立ち話してても寒いから、とりあえず入ってから考えよう。」

「入ってダメならそう言って!」

 

と言ってラブホへ入る。

 

ラブホに入れば大体なんとかなるもので、過去にあった嫌なナンパ話を30分くらいされた。

①「ポケモンGOやってるんですか?」と聞かれて話したら、結局ナンパだったこと。

②①とは別案件で、「ポケモンGOやってるんですか?」と聞かれて突いていったら出張中の既婚者で、ホテルについてったけどやらなかったこと。

 

世間的にはポケモンGOがはやっていたけれど、ポケモンGOの話をしたら切られてたんだろうなと思いながら…。

 

「なんで付いてきたの?」

 

「悪い人じゃなさそうだと思ったから」

「それ、よく言われる。でも、こんな所にいるってことは?」

「・・・」

「ごめん、冗談 笑」

「本当は、凄い気になったんだよね。終電なくなってるし、近くに飲み屋もないでしょう?なんかあったんじゃないかなって。気になったら止まらなくなっちゃって、声かけた。」

「貴方が何をしたいかもう分かってるけれど、私結婚してて。」

「でも旦那が浮気して、私に出ていってほしいって。」

「だから家に居場所がなくて、とりあえず出てきたんだけど…」

 

「大丈夫、俺も…」

「分かったよ。でもキスはNGね。歯科検診いって異常なかったらいいよ。」

「あ、はい」

 

 

 

 

ーーー

 

それから一ヶ月間、生活を共にした。

初めにフェイスブックを見せてもらうと、そこには結婚式の写真が。

結婚式を挙げてから、一年と少しが経ったくらいに、離婚騒動に。

 

「沢山の友達から祝ってもらったから、離婚はしづらい。」

 

そういって顔を曇らせていた。

 

また、「旦那に新婚旅行のお金とかいろいろ貸してる」と言っていたので、お金の心配もあって別れられなかったのだと思う。

 

夜になるとしょっちゅう旦那さんから電話がかかってきて、出ると「早く離婚しろ」と言われるのだそう。

相手が感情的になって話にならないから、電話に出ないのだけれど、それでも電話は鳴り止まない。

 

「一緒にいたかったら、いていいよ。」

という慰めの言葉をかけることしか出来なかった。

 

しかし、同棲が始まって二週間もすると、一向に出て行く気配がなくなった。

家に増えていく相手の衣類や家具類。

いやいや、移動させるのは構わないんだけど、増えすぎでしょう。

テレビ台にテレビ、布団にソファー。

 

次第にちょっとこれはやりすぎなのでは?と思うようになった。

別に家は1LDKだったのでスペース的には申し分ないのだけれど、

申し訳ないけれど心のよりどころにはなれないなと。

 

手に取るように相手の心が自分に近づいてくるのが分かったとき、

あるだけの勇気を振り絞って「出て行って。」と声をかけた。

 

申し訳ないけれど、期待に応えられそうになかった。

ただの同居人という一線を越えてしまったら、もう戻ることはできない。

 

そして、あの日声をかけてしまったことを酷く後悔した。

一週間後に彼女はいなくなった。

 

ーーー

 

結婚して、結婚式を挙げて、沢山の人から祝福されて。

それも一つの幸せだと思うし、それ自体否定しようとは思わない。

だけど、あれだけ笑顔で楽しそうだった二人がたった1年弱で不幸せになっているのを見ると、結婚って幻想なんじゃ?と思わずにはいられなかった。

結婚式って、永遠の愛を誓う場じゃなかったっけ?式は挙げたことはないけれど。

 

そして、結婚してしまうと何かあるたびに両親を巻き込んだ泥仕合が始まる。

お金の貸し借りしかり、別れる別れないの揉め事しかり。

 

結婚の必要性について考えさせられる、いい機会だった。

結婚や婚活と、歳をとるにつれて聞く機会が増えてきたけれど、

結婚することは果たして幸せなことなのだろうか。

答えは今も分からないまま。

 

そんな彼女はB型だった…。

終わり