下書きに眠っていた記事を掘り出してきた。
折角なので、下書きに眠ったままにせずに、投稿してしまおうと思う。
10年以上ぶりにセ〇クスする前に告白して付き合うことになった。
普通の人であれば、「告白して、付き合ってからセッ〇スするもんでしょ?」
と思うはず。
でも決してそんなことはなかった。
というより、「告白したからと言って付き合えるわけでもないのに、世間は告白を推奨しすぎだろう」と、告白という文化、習慣に対して幼いころから非常に懐疑的だったのである。
それは、脱サラしてプロブロガーになろうぜ!電車通勤反対!!都会反対!!!と言ってなんのスキルや経験もない若者をブロガー界隈に引きずり込み、自分たちの肥やしにしてしまうような人たちとどこか似ていると思う。
なんのスキルも経験もない人間がブログを始めた所で見向きもされないのと一緒で、
脈もクソもない人間が告白をした所で、見向きはされるかもしれないが、
十中八九キモがられて終わる。
ぼくはそういう人たちを嫌というほど間近で見てきた。
とはいえ、恋愛のイロハも分からなかった頃は告白して付き合わなければ!と思っていたのも事実。
ただ、それは恋愛のイロハというよりはセ〇っクスのイロハかもしれない。
まずは中学生の頃にどのようにしてセ〇クスせずに付き合ったかについて、
朧気ながら記載をしていく。
恋愛における告白はクソイベント
大前提、恋愛における告白という行為はクソイベントである。
勇気を振り絞って告白をしたとしても、その勇気が評価される可能性は限りなく0に近い。
J-POPでは「他人��好きになるって素晴らしい!」「振られても好きって気持ちを相手に伝える好意自体が素晴らしい!!」と非モテを養分にしてCDやらライブやらで集金をする人たちも多い。
しかし、好きでもない人から好きと言われる行為自体がセクハラと大差ないと思う。
だって相手にその気がないのだから。
それでもJ-POPは煽るし、思春期の少年はハマってしまう。
なぜなら恋愛に関する情報源がJ-POPくらいしかないからだ。
筆者はこの”告白一神教”には中学生の頃から否定的だった。
なぜなら3回告白しても振られる人は振られ、何人に告白しても振られる人は振られるという現実を直視してきたからである。
友人たちが神風特攻隊として流行のJ-POPを身に纏い、女性に特攻していく様といったら、なんと表現したらいいのか分からなかった。
じゃあどうやって好きになった異性と付き合うのか。
セ●クスのセの字くらいしか知らない年齢のときのことである。
そこには恋愛工学は勿論、LOVE理論も何も存在しない。
その当時に考えられた恋愛戦略といえば、「告白したらOKといわれるタイミング以外では告白したらいけない」という極めて当たり前のことだった。
告白を承諾してもらえるためにやったこと
今思い返すと、なんでこんな面倒くさいことをやったのか分からんが、当時はそれくらいしか思いつかなかったのだろう。
①好きな子との長電話
10年以上前、自分が中学生だったときに好きだった子とは、家が正反対だった。
そのため、一緒に帰るという行為自体がおかしく、電話でコミュニケーションをとらざるを得なかった。
その結果、通話料が1月で10万円を超え、親に激詰めされた記憶がある。
「あんたバカじゃないの!?一体何に使ったのよ!!」と母親に言われたが、携帯電話で長電話しただけである。
ダイヤルQ2を使って、アダルトな電話をしたわけでもなければ、有料エロ動画サイトに課金したわけでもない。
ただ、与えられた携帯電話を使って、当時好きだった子と必死こいて電話をして、なんとか気を引こうと必死だったのだ…。
と、そんなことを声を大にして、いや小にしたとしても言えるわけはなく、結局「ごめんなさい」と頭を下げただけだった。
それと比べても、今はいくら電話しても税抜き2,700円である。
本当に良い時代になった。
②好きな子との接点をつくる
好きな子との接点をつくるために色々やった。
体育祭の実行委員もやったし、好きな子が好きなバンドの曲を好きでもないのに聴いた。
そしてCDを貸したり借りたり、DVDを貸したり借りたりをし、接点を増やしていった。
あとは修学旅行で同じ班になってみたりと。
自分は写ってないけど、好きな子が写ってる写真も買った。
すまん。
①②を繰り返すこと確か半年くらい。
毎日学校で顔を合わせるからかなりヤキモキした。
10年以上も前だからハッキリとは覚えていないのだが、
電話で告白して付き合った。
で、深夜に一人自分の部屋でガッツポーズを決める。
これまでに聞いたことがないくらいのボリュームで、
心臓がドクドクと脈を打っているのが分かった。
中学生の時はこれでよかったし、これ以外に方法はなかったと思える。
しかし、社会人になってみてどうだろうか。
もっというと、大学生になったあたりからこの戦法は使えないことが分かる。
同じ大学に通っている、君の好きな子が、君と同じ地域に住んでいることはあるだろうか。
東京にはたくさん電車がある。
都営新宿線、総武線、都営三田線、都営大江戸線、東京メトロ銀座線、半蔵門線、豊田線、丸ノ内線…
大学の最寄り駅に通っている路線なんて2~3個なのはわかるが、そこから細分化するととんでもない数の路線になる。
そう、好きな子と一緒には帰れない。容易ではない。
じゃあどうやって女性を口説くかというと、すなわち一球入魂である。
1回の食事、デートに全力を込めて、口説くしかない。
よく3回目のデートで告白がうんたらという女性恋愛コラムニスト(笑)はいるが、
今日デートした相手が3回”も”デートをしてくれるとは限らない。
もっというと、美人であればあるほど競合は多い。
つまり、君が気になる女の子が美人であればあるほど、
もう1回会ってくれる可能性は限りなく低くなる。
その中でどうやって次に会ってもらえる約束をとりつけるのか?
また、どうしたらもう一度会いたいと思ってもらえるのか?
をきちんと考える必要がある。
もし、美人なのに3回も4回も嫌な顔一つせず会ってくれる人がいる場合は、露骨に暇か、タダでうまい飯が食えると思っているか、訳アリ物件のどれかだと思う。
それでも告白して付き合う理由って
相手が告白という儀式を求め、付き合うという様式を求めるのであれば、告白という手段を選らばざるを得ないと思う。
別に告白しなくても付き合えるし、〇っクスだってできる世の中で、それを十分に理解している人間がわざわざ告白をするのは、相手のことを思ってなのかな、と。
ナンパとか、恋愛工学とか、恐らく他の人の一生分以上の恋愛や性交体験を積んでなおも思うことは、出会った女の子が喜んでくれればいいや、という気持ちである。
過去を振り返ってみても、大学生、高校生、それ以前の自分は明らかに人間としても男としても頼りない人間だったし、女心も全く分からなかったと思う。
しかし、女性のことを知るには女性で経験を積むしかなく、経験を積んできたからこそ今があるのだと思う。
もちろん、必ずしも経験を積む必要があるのかと言われると、そうではないと思う。
例えば芸能人や経営者、医者といったステータスもあり金もある人なんかは、こういった泥臭いことをやらなくてもいいと思っている。
なぜなら彼らは男という側にいながら、選ばれる側ではなく選ぶ側にいるからである。
選ばれる側にいる男というのは、何か一つミスっただけで、ゴミのように扱われてしまう。折角付き合ったとしても、心ない一言で関係性を終わらせてしまったことは何回もあるし、その度に「何やってんだろう…」と心の底から凹むこともあった。
でも今ようやく、ある程度普通の女の子なら満足させられるようになってきたのかな、と思う。
なのでまあ、今回は告白したくないっていうエゴを捨てて、相手の要求を素直に呑んでみたという話でした。
告白がダメだったらダメでしょうがないんですが、告白は相手の意思を確認するくらいの意味合いで本来は使いたいと思ってます。