先日、会社の飲み会をやるから来てね!という連絡を幹事の女性からもらった。
幹事に恨みはないが、会社の飲み会ほど参加したくないイベントもなかなかないと思う。
会社の飲み会における問題点は、恐らくこうだ。
職場の飲み会が嫌いな理由
・残業にならない
・強制なのに自費
・2〜3時間拘束される
・飲酒にメリットがない
・揚げ物ばかりで体に悪い
・二次会はなぜかカラオケ
・オッサンの自慢話を聞かされる
・お酒頼んだり、注いだりが面倒
・翌日休みだとオールフラグが立つ
・衣服にタバコの嫌な臭いがつく— ヒロセ (@late_hirose) 2019年7月11日
これから会社で飲み会を開く!という人もいると思うので、どうして上記挙げた内容が問題なのか?を丁寧にひとつひとつ解説していくので、どうか会社で飲み会を開くのをやめてほしい。
残業にならない
飲み会は会社行事にもかかわらず、何故だか残業にはならない。
そんなの当たり前だ!と思う人がいたら、それこそ問題である。
そういう、「俺のときは会社の飲み会が残業じゃなかったら、お前が飲み会に参加しても残業ではない!」という主張は若者に迷惑なのでやめてほしい。
「会社の人」と飲んでいる時点で、仕事ではないだろうか?
どうせ飲み会で仕事の話をするのだろう?仕事の話をするのに、仕事じゃないのか?
実際に会社の飲み会に参加すると、「昔は〇〇だったけど、今は××!」のように仕事の話しかされない。プライベートな話をされても困るが、会社の人と一緒にいたら、会社や仕事の話をして当たり前だ。
でも、それなら潔く残業扱いにしろ!と思う。
酒を飲んでいようが、ウーロン茶を飲んでいようが、水を飲んでいようが、会社や仕事の話をするなら残業だと思ってほしいし、そうやって時間を奪っているという自覚を持ってほしい。
せめて、飲み会に参加しなければならないというのであれば、残業にしてその間働いていたとみなし、給与が支払われるようにしてくれ。
強制なのに自費
会社の行事で、参加を強制されるのに、なぜか自費。
飲みたくてお金を払���ているのならまだしも、飲みたくないのに強制的に飲み会に参加させられて、しかも自費っておかしくないですか?
仮にもし、自分が飲みに行きたいだとか、自分が食べたいお店だったら分かるんですよ。例えば、自分がタピオカを飲みたくて、「タピオカ飲みましょうよ!」と会社の人を誘ってタピりに行った場合、タピタピの代金を自分で支払うのは至極当然だと思うんです。
しかし、会社の飲み会は自分が行きたいお店を指定できるわけでもなく、自分がお酒を飲みたくないわけでもないのに、自費で参加しなければなりません。
そのお金があれば、本を2~5冊くらい買うこともできるので、本当に無意味な出費だと思います。
2〜3時間拘束される
一番イヤなのはコレかもしれません。
会社の飲み会に参加すると、平気で2~3時間拘束されませんか?
グイっと中ジョッキの生ビールを一杯飲みほし、「お疲れ様です!」と帰れればまだしも、一度参加すると2~3時間平気で拘束されてしまうのが会社の飲み会の嫌なところです。
ぼくは仕事が終わったあとにブログを書いたり、ジムで筋トレをしたりするので、仕事が終わったあとの時間というのが非常に大事なんですよね。
仮に仕事が19時に終わるったとするとそこから飲み会を始めたら22時までは帰れません。会社の近くで飲んだとしても、家に帰るまでは約30分かかるので、家に着くのは22時半を過ぎます。そこからお風呂に入ったり、洗濯したりと家事をこなしていると…
ブログもかけなければ、ジムに行くこともできません。
そこで思うことは、「あ、一日を無駄にしちゃった」ということくらいですね。
ぼくの場合はブログと筋トレですが、他に趣味がある方もいると思いますし、そういった方も一切趣味に充てる時間がなくなってしまうのが飲み会の嫌なところですね。
飲酒にメリットがない
もうね、「酒を飲んでパーっとやろうぜウェイ!」みたいな時代じゃないんですよ。
「え?まだアルコール飲んでるの?アルコールは体に悪いんだけど?時代はプロテインですよ。」って感じなんです。
アルコールを摂取することは体に悪く、お酒を飲んで一時的に気持ちよくなったとしても、体にはダメージがあるわけですよ。
特に、ぼくみたいにお酒が弱い人間なんかは体へのダメージが深刻で、ハイボールを2杯飲んだだけで頭が痛くなり、吐き気を催します。
そして、そこにワインとかをがぶがぶ飲んでしまった翌日は間違いなく二日酔いになります。
これのどこがいいんでしょうか?
二日酔いになると、翌日の生産性がめちゃくちゃ下がります。
余りにも二日酔いが辛すぎて、トイレにこもって寝た日もあります。
マジでいいことがありません。
揚げ物ばかりで体に悪い
飲み会に参加すると、高確率で「唐揚げ」「ポテト」「謎の中華」という油を使った食べ物三連星が現れます。
ぼくは筋トレしていて脂質を控える生活を送っているので、この揚げ物が大の苦手なんですよね。
味は好きなんですが、体に悪いので揚げ物は食べようと思っていません。
でも、飲み会と言うと当たり前のように唐揚げとかポテトとか出てくるんですよ。
お前、PFCいくつだよ。脂質何グラムなんだよ。と食べ物にオラつきたくなります。
これがもし、揚げ物でなく、「サラダチキン」や「サバ」、「玄米」、「赤身肉」などが出てくる筋肉飲み会だったらいいのですが、(もちろんドリンクはプロテイン)
実際出てくるのは揚げ物ばかりなので、体に非常に悪いのです。
なので、食生活を気にしている人にとっては、飲み会は悪でしかありません。
二次会はなぜかカラオケ
大学生の時のカラオケは楽しかった記憶があるよ?
「明日テストだけど、今日はオールすっぞ~!??!!」
「ウェーイwwwww」
みたいなノリで大学生の時はカラオケを楽しんでいました。
でもふとある時、ぼくは気づいてしまったんですよ。
カラオケでウェイしてもなんの意味もないな、ってことに。
体力を削って、財布の中身を削って、その先にあるカラオケオールに手を伸ばして一体何になるというのですか。
昔は確かに楽しかったんです。
「ああ、俺はリアルを充実させてるな…」という実感が得られたから。
でも意味ないんですよね。
しかも社会人になると、高確率でオッサン、オバサンとカラオケに行く羽目になるわけですから、全くココロオドリません。
大学生のころは同い年の男女で集まって楽しむ…みたいな感じが鉄板でしたが、社会人になると自分より10歳も20歳も30歳も上の人とカラオケに行かなければいかなくなり、「いったいぜんたい、何が楽しいの?」と突っ込まざるを得ません。
特に明日が仕事だった場合のカラオケオールは絶望感しかありません。
オッサンの自慢話を聞かされる
会社の飲み会に3回ほど出席すると分かることなんですが、オッサンの自慢話がループし始めます。
ぼくはこれを「オッサンフェス」と呼んでいます。
フェスでセットリスト(以下、セトリ)が決まっているように、オッサンフェスでもセトリが決まっています。
まずは「ヤングマン」から始まります。
ヤングマン Y.M.C.A. 西城秀樹
「俺が若いころは~」と言って、若き日の自分とヒロセを重ね合わせて、役に立たないアドバイスが繰り広げられるのです。
通常のフェスや好きなバンドのライブですら、セトリが同じだと「せっかく両日行くのに、聴ける曲は同じかよ~」と思ってしまうのに、会社のオッサンの「オッサンフェス」は話す内容が全く同じで、しかも自慢話なので面白くないので、本当にただただ苦痛でしかありません。
「ヤングマン」が終わると、次に始まるのは「栄光の架橋」です。
ゆずライブ 栄光の架橋(15th Anniversary DOME LIVE) 11072017
お前、頑張ってるつもりかよ。とツッコミたくなるのですが、過去の栄光に関して語る様は無様ですね。だって今が輝いてないんだもの。
本家、ゆずの栄光の架橋は凄く凄くいい曲で、めちゃくちゃ立派だと思います。
オリンピックの応援ソングとしても抜擢されましたからね。
しかし、会社のオッサンはショボい栄光を架橋しようと一生懸命なのです。
「10年前までは取引先を接待に連れていけば納品台数を増やせた」
「何もしなくてもビジネスが軌道に乗っているから、毎日飲みに行く余裕があった」
「会社のお金でキャバクラとか行ってた。良い時代だった。」
思い出話に花を咲かせる暇があったら、一秒でいいから先のことを考えろ。
そして、オッサンフェスの締めの曲…といえば、もちろんコチラです。
FUNKY MONKEY BABYS 「ちっぽけな勇気」
諦めない、諦めたくない というのは口だけで、実際は諦めるのと同じで何も新しいことを始めようとしないのがオッサンです。
お酒頼んだり、注いだりが面倒
すいません、ゆとりなので「上司のお酒の残り具合を見て、店員を呼ぶのとか面倒^^;」って思ってしまうんですよ。ゆとりでしょうか?はい、ゆとりです。
自分がお酒が飲めない人間というのもあるのですが、自分のペースで飲みたいのに、店員を呼ばれると何か頼まなければいけない空気になるじゃないですか。それって凄く面倒だなあ…って。
また、酒を飲みたかったら自分で注文しろ!って思うんですよね。
なんで自分で店員を呼ぼうとしないの?お前がお酒を飲みたいんでしょ?だったら自分で注文せいやボケ!と。
更に言えば、上司のグラスにお酒がなくなれば、下っ端が即座にお酒を注ぎに行かないといけないシステムも面倒。
いちいちビールのラベルが上で~とか、面倒くさいんだよ!
昭和の頃はこうやって上司のご機嫌取り、ゴマすりをしていれば出世ができたかもしれません。景気が良かったので。
でも今は令和で、日本の人口は減っていっているので、景気が良くなることなんてないんですよね。
日本というマクロな視点で見るとマイナスでしかないので、自分の周りの小さな範囲をなんとかプラスにしていく必要があります。その中で上司にお酌するというスキルがどれくらい役に立つのでしょうか?役に立ちませんよね。
このような面倒くさいことを下っ端にさせるから、「飲み会に行きたくなくなる」と思ってください。
翌日休みだとオールフラグが立つ
もうね、いい年して大学生みたいにオールしなくていいんですよ。
これは大企業じゃなくてベンチャー企業にありがちなんですが、経営者が大学時代にサークルに入っておらず、楽しい大学生活を送っていないかった人だと、大学生がやるような飲み会を大学生よりやりたがるんですよ。
ぼくが大学時代にインターンしていた企業にはこんな感じの経営者がいました。
飲み会の場で「山手線ゲームがやりたい!」と小太りでハゲてるオッサンが言い出して、大学生に必死で混ざろうとしている姿は滑稽という他にありませんでした。
そのあとはオールです。
インターン生だけでオール…みたいな話をしていると、必ず割ってハゲで小太りのオッサンが加わろうとしてきます。
オッサンとカラオケオールして何が楽しいねん!
と思うのですが、当の本人は女子大生とカラオケができてご満悦の模様。
まあ、確かにハゲで小太りでオッサンだったので、普通に生きていたら女子大生とかかわる機会なんてないでしょうから。
よくファンキーモンキーベイビーズを歌っていたので、ファンキーモンキーベイビーズのことが嫌いになりました。
FUNKY MONKEY BABYS 「ヒーロー」
あとはオールすると翌日昼過ぎまで寝ないといけなくなるんで、オールしたくないんですよね。社会人になって思うのは、一日一日をどう生きるか?ということなので、一日一日を無駄にしたくないなあと思うわけです。
一週間のうち2日しかない休みなら特に。
衣服にタバコの嫌な臭いがつく
ヒロセは非喫煙者なので、服(特にスーツ)にタバコの嫌な臭いがつくのが嫌で嫌でしょうがありません。
最近はアイコスやプルームテックなどの電子タバコも出てはきましたが、普通にコンビニで売ってるタバコのギルティな感じが好きというしょーもないオッサンが多い昨今、飲み会の場でも普通のタバコが吸われるのが現実です。
特に、酒×タバコは相性が抜群なようで、酒を飲み始めると途端にスパスパとタバコを吸い始める人が増えてきて、更に酒を飲むようになり、そうするとタバコも吸うようになりと、飲み会負のループに突入していきます。
自分がタバコを吸わない人間ということもありますが、非喫煙者と喫煙者の間に大きな壁があることを、喫煙者は理解していません。
彼らは他人の衣服に臭いがつくことや、副流煙が発生することよりも、自分のタバコを吸いたい欲求を優先するのです。非喫煙者の自分からしたら、タバコを吸って得られるメリットよりも、タバコを吸うことで周りに与えるデメリットの方が大きいと感じるのですが、喫煙者は自分がニコチンチンを摂取することしか考えていません。
なので、非喫煙者のいる飲み会ではタバコを吸うことを我慢してほしいのですが、喫煙者には届かないようで。
まとめ
会社の飲み会は本当に1ミリもメリットがないので、皆さんも進んで断るようにしましょう。
ぼくも「予定が入ってます^^;」といって、断るようにしています。
そうやって自分の時間を捻出しないと、社会人って時間がないんですよね。
それでも飲みたい!というのであれば、いっそのこと仕事を15時に終わりにして、15時から3時間の間だけ、費用は会社負担で磯丸水産で飲み会をやるというのはどうでしょうか?
そうすれば、仕事の時間内に飲み会ができて、18時には帰れて、磯丸水産でカニ味噌を食べることができるのでハッピーです。
いかにも昭和じみた飲み会文化は、時代の移り変わりとともになくなってほしいなと思います。