先日ランチで筋肉食堂銀座コリドー店に伺ったところ、ランチでのクレカ支払いを拒否されてしまった。
こちらのお店は一度ディナーで利用したことがあり、その際はなんの問題もなくクレカを使用することができたのだが、ランチで行くと「ランチでは利用ができません」とクレカの利用を拒否されてしまった。
一人でランチをしていた場合であれば「クレカで支払わせろ!」とゴネたかもしれないが、会社の人たちとランチをしていたのでゴネるわけでもなく、自販機ぶりに現金を使用することになった。
ホームページの隅から隅まで見渡しても、ランチにクレジットカードが使えない旨の記載はない(※2019年3月22日現在)。
しかも、公式ホームページにはクレカの記載は一切なく、確認できるのは食べログのみ(笑)というかなりお粗末な状況だ。
店舗によっては全く記載がない。
使えないなら使えないと書いとけボケ!と思ったので筋肉食堂を運営する会社に問い合わせメールを投げた。
以下、問い合わせ内容。
銀座コリドー店にてランチでお邪魔したところ、「ランチではクレ
これってクレジットカードの加盟店規約違反ではないのでしょうか
これは銀座コリドー店のみの対応なのでしょうか?それとも全店舗
もし全店舗でランチのクレジットカード利用が不可であるなら、そ
今回聞きたかったのは、以下2点。
①ランチ時にクレカの支払いを拒否することが、クレカの加盟店規約違反に該当するのではないか?
②どの店舗でもランチ時にクレカ使用がNGなのか?
これに対する返信が…
〇〇様
お世話になります。
筋肉食堂 マネージャーの××と申します。
この度は筋肉食堂銀座コリドー店ご利用頂きありがとうございます
カード利用に関しまして、店頭でのお知らせとはなってしまいます
こちらの都合で申し訳ありませんが、ご理解頂けると幸いです。
今後ともよろしくお願いいたします。
こちらの質問を理解できていないのか、はたまた意図して質問内容から回答をずらしているのかは分からないが、少なくとも筋肉食堂を運営している会社が不誠実な会社だということは十分に分かった。
疑問①現金を使用することが混雑回避に繋がるのは本当なのか?
おじいちゃん・おばあちゃんが財布から現金を出すのにめちゃくちゃ時間をかけている光景をコンビニなどでよく見かけませんか?
そして、その後ろに長蛇の列ができ、並んでいる人たちは迷惑そうな顔をしている。
そんなシーン、ぼくは何回も立ち会ったことがあります。
文字に起こすまでもないことだとは思いますが、現金を使用すると余計にレジが混雑してしまう理由は、財布の中にお金がいくら入っているか、その中から何をいくら支払うか、何円支払えばいいか等を考えなければいけないからである。
これがお年寄りになればなるほど、頭の回転が遅くなるので、そもそも財布にいくら入っているのかを認識することにすら時間を割いてしまう。
もしこれがクレジットカードや、Apple Payやおサイフケータイだったらどうだろうか?
カードは店員に渡すだけ、Apple Payやおサイフケータイはかざすだけで決済が完了になる。
どうだろう、それでも現金の方がレジの混雑を回避できるのだろうか?
改めて文字に起こして現金の方が決済に時間がかかる理由を述べていくと、最早大人しくクレカを使用させた方が早いのではないか?と思う。
疑問②そもそも支払いのタイミングで店は混雑していなかった。
メールに何時にレジで支払いをしたかかかなかったぼくにも非があると思うが、そもそもレジで会計をするタイミングで誰も並んでいなかった。
その状況で「混雑回避のため」と言われても、そもそも混雑していなかったよね、という感想しか出てこない。
確かに、12時半ごろにお店についたときは、4組くらい待ちがあった。
しかし、ぼくたちがお店を出た13時半ごろは誰もならんでいなかったし、店内で空席も目立った。
にもかかわらず、「混雑回避のため、現金のみ…」という理由は、「そもそも混雑していませんでしたよね。」という一言で反論できてしまう。
別に論破がしたいわけでもなく、議論に勝ちたいわけでもないのだが、ランチ時にクレカの支払いを拒否するに相応しい理由を教えてほしいと改めて思うようになった。
疑問③クレカ支払い時の手数料惜しさに、客に不便を被らせているのではないか?
当たり前の話だが、クレカで支払いをすると手数料を店側が負担することになる。
だから、支払い方法は未だに現金のみのお店も世の中に存在する。
銀座だと、丸吟という焼き鳥屋が現金決済のみだが、あのお店は銀座にありながらめちゃくちゃ安い金額で飲めるお店なので、こういうお店の場合は仕方がないと思うし、店頭にCash Onlyと張り紙をしてあるので、お店としてやれることはやってると思う。
ところが、筋肉食堂は店頭のどこを見ても、ホームページの端から端まで見ても、ランチ時にクレカでの支払いがNGとは記載がない。
要は、客を騙して客に不便な思いをさせているのである。
そんなにクレカ支払いの手数料が惜しいなら、クレカでの支払いを導入しなければいいのでは?と思う。
最近のテレビCMで、「行きたいお店があったけど、クレカ支払いに対応してないから、別のお店に行くことにした」的な趣旨のCMを見たけれど、まさにそれ。
月に2回以上現金を下ろさない身からすると、クレカで支払える店舗はクレカで支払いたい。
逆に、クレカが使えない店舗であれば、それは引き下がるしかないと思うが、クレカでの支払いを導入しているにもかかわらず、正当とは認められない理由でクレカ支払いを拒否するお店はちょっと何言ってるか分からないですね、という状態である。
しかもぶっちゃけてしまうと筋肉食堂は価格が高い。
ハッキリ言って、コストを切り詰められるところまで切り詰めて何とか頑張ってる感を感じられる値段設計ではない。
鶏肉400gで1600円もするのである。
スーパーで鶏むね肉を買えば、100g70円程度で、鶏モモ肉でも100g100円程度だと考えると、いかにこの値段設定が相場から考えて高い値段化が分かる。
にもかかわらず、クレカ支払いの手数料をケチっている様を見ると、何とも言えない気持ちになる。
クレジットカードの加盟店規約を見てみよう
JCBの加盟店規約(※2019年3月22日時点)の11条を見ると、次のように記載がある。
第11条 (加盟店の義務、差別的取扱いの禁止等)
2. 加盟店は、有効なカードを提示した会員または有効なギフトカードの使用者に対し、信用販売またはギフトカードの取扱いを拒絶したり、
直接現金払いや他社の発行するクレジットカードまたはギフトカードの利用を要求したり、現金客と異なる代金を請求したり、信用販売またはギフトカードの取扱いの金額に本規約に定める以外の制限を設ける等、会員またはギフトカードの使用者に不利となる差別的取扱いを行わないものとします。
要約すると、使用できるクレカ(例えば、有効期限が切れていないもの)を提示したら、加盟店規約以外の理由で使用を拒否してはいけないよ、というものです。
にもかかわらず、「混雑回避のため」に利用ができないのはおかしいという他ありません。
筋肉食堂にのぞむこと
クレカ支払いの手数料が惜しいなら、惜しいと言えよ。
そしたら現金で払ってやるよ!!