初めに言っておくと、別に粗探しをして誰かをぶっ叩きたいとか、
そういうどす黒いことは全く思ってなくて。
ただ、淡々と事実から考えると、
電通って高卒で入れたっけ?
という疑問が沸いてくる。
オンラインサロンでためられる自分の実績って具体的になに?草野球チームでトップバッターになってもメジャーリーガーにはなれないでしょう。できることと言えば新しく草野球チームをつくるくらい。つまり、新しく自分でサロンを立ち上げるくらいしかできんよね。本当に自分の人生それだけでいいの? pic.twitter.com/MAQtVthjek
— 広瀬 (@late_hirose) 2018年9月25日
早稲田の政経という私大トップを出て、当時有名だった大企業に入って、そこからベンチャーに転職して、田舎に行ってブログを始めたから注目されるわけであって、中身空っぽな人間が勢いに任せてブログで食ってくのは難しいんじゃないかな。
電通だって慶應に入学してなかったら入れなかっただろうに… https://t.co/4oY5AMcuBk— 広瀬 (@late_hirose) 2018年9月25日
実際に新卒採用のホームページを覗いてみたけれど…
引用元:
株式会社 電通の採用情報(初任給/従業員/福利厚生)|リクナビ2019
応募資格に「高校」はありませんでした。
まぁ、何言ってんだって話ですよね。
じゃあ、そうはいっても実際どこの大学から多く採用してんのよって話ですが、
過半数を慶應が占めているみたいですね。
参考URL:
何が言いたいかというと、
慶應に入らなかったら電通に入れなかった可能性が高いのに、
大学は通わなくて良かったというのは、
さすがに話が飛躍しすぎてないですか、と。
まぁ、サロンを運営している身ですから、
オンラインサロンは大学より価値がある!
と言ってまわって、集客を増やしたい気持ちは分からなくもないですが…。
と、言ってることとやってることがめちゃくちゃなことに対する指摘はこれくらいにしておいて、本題に入りたいと思います。
オンラインサロンに入ると何か良いことあるの?
不思議なのが、オンラインサロンは価値がある!価値がある!!と連呼する人は見かけても、実際どのように役立っているのかが不明確な点です。
大卒や慶應などの有名私大は就職活動で役に立つことこの上ありませんが、
「〇〇サロンに入ってました!」
っていって、採用してくれる企業ってあるんですかね。
ちょっと是非誰かやってみてほしいんですが、
大学やめて、「〇〇サロンでこんなことを学びました!御社でそれを活かしたいと思います!!」って言って、誰か面接受けてきてください。
ぼくは絶対受からん!と思うので、こんなバカげたことはしませんが。
週刊金融日記 333号の冒頭にこんな文章がある。
個人の時代に、お前もインフルエンサーになれ、などと煽り、様々な情報商材が売られ、オンラインサロンなどが乱立している。
僕たちの週刊金融日記は、そうした安易なビジネスにはまったく関わってこなかった。創刊号から変わらぬ一通わずか200円程度という低価格で、グローバル化し急速に移りゆく現代の恋愛市場やビジネスシーンにインサイトを与えるアップトゥーデートな情報を発信し続けてきた。
この安価なテキスト情報だけのメディアから、そういった情報商材やオンラインサロンのプロデューサーを遥かに超えるインフルエンサーたちが次々と生まれた。一方でインフルエンサーを作ると謳うところからは、ぜんぜんインフルエンサーが出てこない。皮肉なことである。
参考URL
そう、残念なことにインフルエンサーの作ったサロンと呼ばれる養分養成所からは、インフルエンサーが生まれてこないのである。
一番の理由は、サロンというシステムが非常に閉鎖的な空間だからだと思う。
よくよく考えれば、というかちょっと考えれば分かることだけど、
サロンという閉ざされた空間でいくら発信を続けようが、サロンの外にいる人はこちらを見向きもしない。
Twitterで例えるなら、鍵をつけて独り言を延々とつぶやいていてもフォロワーが増えないように、オンラインサロンの中で何かをしているだけでは誰からも注目されないのである。
影響力を持ちたいのであれば、そんな小さい世界に閉じこもっていないで、
サロンの外にいる人たちに発信を続ける必要がある。
このことを理解しているのかいないのか。
理解しようともしていないのか。
それは本人にしか分からないけど。
ボロクソ言ってるけど、前職や母校には感謝の気持ちもある
望まない地方への転勤や、入学したけど大して役に立たなかった母校には、
一定のディスはあるものの、基本的なスタンスとしては感謝の気持ちがある。
経験してみないと分からないことが世の中には多すぎて、
転勤は実際にしてみて本当にクソなシステムだ!と心の底から思えた。
だからこそ、今は転勤のない企業に転職して、働いている。
恐ろしいのが、自分が40歳のときに転勤だ!と言われて、
例えば群馬県に転勤になったとする。
そこで転職活動や、「転勤って辛いんだな」と思っても、
時間は巻き戻すことはできないし、40歳になって転職するのも難しい。
だからこそ、早いうちに企業選びで失敗できたのは良かったと思ってる。
もちろん、最初から転勤のない会社で働くという選択肢もあったとは思うけど、
頭の中で考えていることがすべて正しいとは限らない。
ということを大企業に就職してからの転勤で学んだ。
母校についても同じ。
大学の授業は役に立ったとは言えないけれど、
それなりの企業に入社するのには役に立ったなとは思ってる。
それに、大学時代でしか過ごせないような、甘酸っぱい経験もできて良かった。
これができていないまま大人になってしまうのは、もったいなさ過ぎる気がする。
例えば、新歓の時期に連絡先を交換して仲良くなった子と付き合ってみたり、
その子が付き合ってみて「意外と可愛くない」ことに気が付いて他の女の子に乗り換えてみたり。
その子もあんまり可愛くないんじゃないかと思って、
別の子と付き合いたくて別れてみたりとかさ…
これって大学時代じゃないと経験できなかったことかなと思います。
このタイミングで2年くらい同棲してた子もいるしね。
こういう経験を全否定しても良い��とはないと思うし、
悪かったことがあるなら、社会人になってから直せばいいのになと。
ただ大学選びに関しては、
もう少し受験勉強を頑張ればよかったかな
と思ってるところはある。
そこは反省点。
大学は大学の楽しさと意味があるし、
サラリーマンにはサラリーマンの楽しさと意味もある。
インフルエンサーは「大学に入るよりオンラインサロンに入れ!」と妄言を言うけれど、入らない人生もめちゃくちゃ楽しいぞ!