最近色んな人が田舎への移住を勧めており、
また、実際に田舎へ移住する人は増えているらしい。
地方移住は過去5年で4倍に 数字で見る地方創生 | 月刊「事業構想」2016年10月号
そんな中思うのが、
田舎って言うほどユートピアか?
ということです。
それより、
田舎移住を勧める人間が絶対に触れない田舎のデメリット
があり、本当に誰も触れないので自分で触れることにしました。
筆者は田舎生まれ田舎育ちで、18歳まで人口10万人程度の都市に住んでいた。
大学生から社会人1年目の計5年間は東京に住み、そこから1年1ヵ月地方に転勤していた。
人口100万人程度の都市に1年、人口30万人程度の都市に1ヵ月住んで、
田舎さに耐えきれなくなって転職した。
そして今は東京都に帰ってきて、楽しい毎日を過ごしている。
ぼくは田舎にも東京にも住んでおり、どちらかと言えば田舎に住んでいた経験の方が長い。それでも田舎はダメだと思う。
田舎のデメリット①出会いがない
東京や大阪、名古屋、福岡などの主要都市に住んでいれば話が変わるが、人口10万人や30万人の都市は絶望的なまでに出会いがない。
出会いがないとはオブラートに包んでいるが、
恋愛しないの?
といいたい。
もっというと、
セ〇クスしないの?
という話である。
田舎をお勧めする人は、田舎は都会と比べて家賃が安い!物価が安い!!暮らしやすい!!!というものの、一番肝心な「ヒト」という視点が欠けているのである。
特に限界集落という人っ子一人いない地域に移住してしまったら、出会えるのは動物くらいだろう。
そんな中で暮らしていくことがどれほど理想的な暮らしなのか、ぼくにはこれっぽっちも想像がつかない。
東京は楽しい。
夏は納涼船があるから、乗れば出会いに困らない。
そこまで勇気がでなくても、マッチングアプリがあるから、恋人だって簡単に作れる。
でも地方はどうだろう?
季節ごとのイベントはあるにしても、ジジババしか出てこない。
また、マッチングアプリを使ったところで、そもそも人がいなければマッチしない。
そういう現実という名の惨状から目を瞑り、
「いやーwww田舎は満員電車に乗って仕事をする必要もないし、生活コストも安いしいいですよーwwwww」
って
バカかと
どこを見ているんだ、と。
例え満員電車に乗ろうが、生活コストが高かろうが、
ヒトが多いというだけで解決してくれる問題もある。
出会いのなさなんてまさにそうで、出会いがないときにコリドーに行けば誰かしらいるわけで。
でも田舎に移住してしまったらコリドーなんてないから出会いもなく、
マッチングアプリを使ってみようものならそもそも人がいなく、
文字通り詰んだ状態になるわけです。
田舎のデメリット②自分は良くても、田舎が家族にとっても良い環境とは限らない
これは田舎に18年住んでいた人間の自論だけど、最悪な場所でしかなかった。
デートをしようにも駅前のカラオケかドン・キホーテしかないし、
やりたいことが実現できないのが田舎だなとも思った。
デートに行くにしても隣町のイオンで、バスやら電車やらを乗り継いで1時間以上かけないといけない。
こんなん平日には無理だ。
不都合と言えば、例えば部活もそう。
田舎だから人が少なくてレギュラー争いとかもないし、
やりたい部活がそもそも人数足らなくてできないとかもある。
サッカーをしたかったのに、泥団子をつくっていた日もあった。
そして、高校や大学の選択肢も少なく、結果的に東京に行かないといけない。
そうなったら、田舎に住んでる意味がありませんよね、という話です。
今のご時世、大学なんて行かなくていいよ!という人もいますが、そういう人たちは大体大学に行ったうえで、行かなくていいよ!と言っています。
そういったことも踏まえると、田舎は全然快適な場所でなかったし、むしろ嫌なことが多かったな、と。
だからたとえ自分が東京が嫌で、田舎が良くても、子どもがどう思うかは分からない。
もちろん、東京が良くて、田舎が悪いと思うかもしれないし、そうじゃないかもしれない。
でもそうなった時に、選択肢が多いのは絶対に田舎ではなく東京だから、
東京で暮らし続けたいなというのが本心である。
特に出会いがないのは無理なので、東京に住み続けるんだと思います。
Fin